USEN&U-NEXT GROUPの中のヒト。
さまざまなキャリアや働き方・仕事のやりがい、
多様な価値観や想い・ポリシーやこだわり、
社員やその家族を支える制度や
風土・カルチャーなど、
グループで活躍する人にまつわる
エピソードを発信しています。
USEN&U-NEXT GROUPのヒトを通じて、
USEN&U-NEXT GROUPのイマを、
ぜひご覧ください。
USEN-NEXT GROUPではWork Style Innovationの一環として、社員がオフィスという場所の制約を受けずに柔軟に働くことができる「テレワーク制度」を導入しています。通勤時間・移動時間の短縮や、育児介護等との両立、また、業務によって働く場所を選ぶといった自律した働き方により生産性を高めていくことを目的としています。
今回は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、インサイドセールス業務においてテレワークを活用しているグループ会社の社員にお話を伺いました。
PROFILE
横田 颯汰(Sota Yokota)
PROFILE
中村 沙椰(Saya Nakamura)
テレワークでも生産性を下げない。人目がないからこそ、徹底した目標管理で自身をマネジメントしている。
――― まずは、お二人が携わっている事業に関して教えてください。
中村:USEN-NEXT Design、そしてUSEN Business Design共に、インサイドセールスを中心としたアウトバウンドの事業活動をしています。セールスの体制に特徴があり、1つの案件に対して2人~3人のチームを組んで契約締結まで進めます。
まずは「マーケティングセールス」の部隊が電話によるアプローチでお客様からアポイントを獲得していきます。獲得したアポイントに対して「クロージングセールス」の部隊が、オンライン商談によって受注までの流れを作ります。
このように「マーケティング」と「クロージング」といった2つの役割があるため、社員は目的やアプローチ方法が異なる両部隊の経験をすることができます。そうすることで、社員のスキルアップにもつながります。
――― お二人が現在されている業務を詳しく教えてください。
中村:私は、2020年2月から現在もフィリピンのセブ島で勤務をしています。現地で約20名のスタッフを管理・マネジメントをすると同時に、「日本の山水」というウォーターサーバーのマーケティングセールスをしています。
セブに拠点を置くことで、マーケティングコストの削減や海外在住での業務経験を養うことができています。セブに常駐していると、日本とのやり取りが頻繁にできるわけではないので、連絡は取り合うものの現地で判断をすることもあり、「管理者として独立する環境」で働くことになります。
この経験はキャリアアップメニューとして社員の成長を促しています。
横田:私は昨年度までセブで勤務していましたが、中村と入れ替わる形で3月から日本に帰国し、現在はクロージングセールス部隊で働いています。テレビ電話のようなオンライン商談システムを使って、業務店を中心としたお客様へ「UPLINK」という店舗アプリ作成サービスの提案をしています。
テレワークを本格導入する前は、実家の埼玉から往復3時間ほどかけて出勤をしていました。定時で帰っても、家に着く頃には夜遅くなってしまい、なかなか自分の時間を作ることができませんでした。
――― テレワークの本格導入により、働き方の変化や意識の変化はありましたか?
横田:オフィスで働くこととテレワークの大きな違いは、周囲に人の目があるかないかです。テレワークの場合、常に誰かが見ているわけではないので、自分を甘やかすこともできてしまいます。
私は自身をコントロールするためにも、目標件数をしっかりと追うことで気を引き締めています。
また、1時間ごとの細かい目標設定をすることで、達成感が得られます。オフィスにいると受注が決まったときなどに部署内で盛り上がり、チームとしての連帯感も生まれますが、一人だとそれを感じられないので「自分自身を律するセルフマネジメント」を意識しています。
中村:私が意識していることは行動量です。私はセブで現地スタッフの業務管理やマネジメントもしているので、時間ごとに区切って具体的な目標件数を提示することで、生産性を下げないテレワークを実現させています。
また、私たちの仕事は本来チームで行うスタイルです。しかし在宅だと孤独を感じてしまう可能性があるため、定期的にカメラをつけてお互いが稼働している雰囲気を見せ合うことで一体感を出しています。
メリットとデメリットは表裏一体。人それぞれに合ったワークスタイルの実現と成果へのこだわり。
――― テレワークの働き方を実際に経験して感じたメリット、デメリットを教えてください。
横田:まずメリットですが、1つめは通勤の時間がなくなったことです。自分の時間が増えたことで、精神的にも肉体的にも健康になったと感じています。時間の余裕ができたので、今まで疎遠になっていた友人に連絡をとるようになり、会社以外の交友関係も深まりました。
この点はテレワークによって生まれた、新しいコミュニケーションと言えます。
2つめは、リラックスして業務に取り組めることです。これまではオフィスにいるメンバーを意識し、少なからず気を使ってしまうこともありましたが、今は人目を気にすることなくリラックスしてお客様と話せるようになりました。
これらの精神面での変化は、実際に生産性向上につながっていると感じています。
一方で、デメリットとしては、業務に必要な設備・環境が不足している点があります。会社のデスクや椅子と違い、自宅のものは長時間のデスクワークには適しておらず、腰痛や肩こりに悩まされたので、テレワーク用に新たにデスクと椅子を購入しました。
また、コミュニケーションが希薄になるので、孤独を感じてしまうこともありました。チャットやメール、電話などを使って連絡をとるものの、対面でのコミュケーションが不足することでの精神的な負荷は否めませんでした。
中村:私が意識していることは行動量です。私はセブで現地スタッフの業務管理やマネジメントもしているので、時間ごとに区切って具体的な目標件数を提示することで、生産性を下げないテレワークを実現させています。
また、私たちの仕事は本来チームで行うスタイルです。しかし在宅だと孤独を感じてしまう可能性があるため、定期的にカメラをつけてお互いが稼働している雰囲気を見せ合うことで一体感を出しています。
中村:ただし、このメリットは、デメリットと表裏一体になっているとも感じます。人それぞれに合った働き方ができますが、一方で連携が難しくなってしまいます。ミーティングに招待したいメンバーを全員揃えるのが難しかったり、急な判断を迫られたときに、タイミングによっては日本にいる上司との迅速な連携ができない場合もあります。
また、マネジメントの目が届かない場所での勤務となるので、管理が難しくなってしまうことも課題です。社員の働き方が直接見えないので、プロセスではなく「成果」でしか評価判断できないところが難しいですね。これに関しては私自身、試行錯誤をしているところです。
目指すのは全員のストレスフリーな働き方。仕事をする場から、憩いの場へと変化するオフィス。
――― 今後、お二人はどのような働き方をされていきたいと考えていますか?
横田:私は今の働き方が自分に合っていると感じています。業務中に周囲の人との「必要以上の会話」がなくなるので、浪費する時間が減り、仕事に没頭できるようになりました。また、仕事とプライベートの距離感をうまく調整できています。
ただ、組織として目線を合わせることができるのがオフィスに出社して働くことの良さでもあり、コミュニケーションを通して憩いの場ともなり得るオフィスへの出社は必要であると考えます。
そのため、週2日程度は出社する日を設け、対面でコミュニケーションをとり、その他の日は「出社」と「テレワーク」を自由に選択できたら良いと考えています。すべての社員が、それぞれ求めている働き方を選べる環境になればいいなと思います。
中村:私は海外が好きなので、今後もさまざまな国で働いてみたいと考えています。テレワークが普及することによって、自分の好きな場所で、好きな服を着て、好きな時間に働くことが可能となります。
自らワーク・ライフ・バランスを調整することができる、かっこいい働き方をしていきたいですね。
また、働き方は人それぞれ異なります。そのため、自分の考え方を一方的に押し付けるのではなく、相手がどのような働き方を求めているのかを理解して、パフォーマンスを担保しつつ理想に近づける努力をすることがマネージャ―にとって重要な任務であると考えます。
全員がストレスフリーで、ポジティブに働くことができる環境作りをしていけたらいいなと思います。
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