USEN&U-NEXT GROUPの中のヒト。
さまざまなキャリアや働き方・仕事のやりがい、
多様な価値観や想い・ポリシーやこだわり、
社員やその家族を支える制度や
風土・カルチャーなど、
グループで活躍する人にまつわる
エピソードを発信しています。
USEN&U-NEXT GROUPのヒトを通じて、
USEN&U-NEXT GROUPのイマを、
ぜひご覧ください。
USEN-NEXT GROUPは「時代の進化を加速させる」ために、世の中から必要とされるサービスやイノベーションの創造を目指して様々な取り組みをしています。2022年5月現在は事業会社が24社あり、BGM配信のUSENや映像配信のU-NEXTを始めとした、多様なサービスを展開しています。
今回はその中でも、動画配信サービスである「U‐NEXT」を通じて、お客様に高品質な映像体験をお届けするために重要な役割を担う、U-NEXT企画推進部の社員をご紹介します。
PROFILE
齊藤(Saito)
PROFILE
中林(Nakabayashi)
「趣味を仕事にできる」そう思い入社をした。
U-NEXTだったからこそ自分の強みを活かすことができている。
――― U-NEXTに入社をしようと思った理由を教えてください。
齊藤:もともと動画が大好きだったので、エンターテインメントの会社を中心に就職活動をしていました。U-NEXTに関しても、動画配信の会社として知っていたので受けてみようと思ったのがきっかけです。
高校生の時からPCゲームが好きで、自分のプレーを録画していました。録画していくうちにハードディスクの容量がいっぱいになってしまい、容量を減らす方法を探していた時に「エンコード」というものに出会いました。独学でエンコードについて学び、またエンコードは数学的な要素も含んでいるので大学では数学を専攻しながら、より深いところまで学んでいました。
人事の方から、U-NEXTはインハウスで「エンコード」をしているというお話を聞き、「趣味を仕事にできる」と思い入社を決めたんです。
――― エンコードとは?
齊藤:ここでいうエンコードとは、動画のデータ量を圧縮するビデオエンコードのことを指します。
ユーザーが持っている多種多様なデバイスに向けて映像を配信するために、それぞれのデバイスに応じた適切な方法でエンコードを行い、配信用のファイルを複数準備する必要があります。
また、映像の種類によっても、エンコード処理を行う際の適切なパラメータが異なります。
例えば、アニメと実写の映像を比較した場合、一般的にアニメは同じ色で平坦に塗りつぶされた領域が大きく、実写と比べると映像の複雑さの傾向が異なるわけです。
そうすると、それぞれの映像を適切に圧縮するためのパラメータも映像の傾向に応じて変える必要があります。
快適に動画を観るための最適なパラメータを見つけると、画質を落とさずに容量を減らすことができるんです。その奥深さに興味をもち、高校生の頃から独学で試行錯誤していました。
――― 現在の業務でもエンコードを専門に行っているのでしょうか?
齊藤:はい、そうですね。とはいえ、実際にファイルを配信用に変換するエンコード処理の大部分はシステムで自動化されています。
納品された映像を、そのシステムに投入するための準備と、作業を滞りなく進めるためのスケジュール管理が主な業務ですね。
納品物の映像には様々な原因により品質的なバラツキがあり、不具合が起きていないことを確認するために、かなりの時間を割いて検品を行っています。
映像は直接ユーザーの目に触れるものなので、サービスの品質を維持するためにもこだわりと責任感をもって作業に取り組んでいます。
コンテンツの数が多いため、チームを組んで対応していますが、作業の精度を確保するためにダブルチェックを行う体制を構築しています。また、常に改善プロセスを回して作業品質の向上・効率化にも努めています。
高画質で映像を観ることをあたりまえに。
U-NEXTで配信される映像はたくさんの人たちによって届けられている。
――― U-NEXTにはどのような部署があるのでしょうか?
中林:コンテンツを調達する部門から、UIを設計・デザインする部門まで、動画配信にかかわるあらゆる部署が存在しています。
――― その中でも企画推進部はどのようなことをしている部署ですか?
中林:映像を配信するために必要なデータをコンテンツ管理システムに登録したり、コンテンツホルダーから納品される映像や画像素材を管理したり、納品された動画をエンコードしたりと業務は多岐にわたります。
企画推進部は映像を配信をするための「下準備」を中心に担っている部署というイメージですね。
U-NEXTで配信している映像は、インターネット経由、またはハードディスク等でコンテンツホルダーから納品していただいているのですが、私は、コンテンツホルダーからお借りしているドラマやアニメなどの映像素材が格納されたハードディスクを管理しており、返却期限を迎えたものを返却するという作業もしています。
また、新しく届くコンテンツを確認し、配信日ごとに仕分けをしてエンコードの作業をしている担当者に映像ファイルを共有するという作業もあります。ひとつひとつの素材をきちんと管理し、コンテンツホルダーにお返しすることも、コンテンツホルダーとU-NEXTとの信頼関係を築く大切な業務です。
――― 大変だったことはありますか?
齊藤:一般的に在宅時間が長くなるタイミング(祝日や長期休み等)で、コンテンツの配信数を増やす傾向があります。大量のコンテンツが毎日届くので、発注した素材が確実に届いていることを確認し、配信スケジュール通りに作業を進めなければならずとても忙しかった記憶があります。
対応しなければならいないコンテンツの数が普段の2.5倍ありましたが、配信はコンテンツホルダーとの契約があるのでスケジュール通りに進めなければなりません。
中林:ゴールデンウィーク前や年末年始などの連休前は、ドラマを一気観したいという人や、家でゆっくり映画を観たいという人も多いので、コンテンツ数を増やしたり特集を組んだりします。
そのような時期に忙しくなることが多いのですが、とにかくスケジュール通りに進めることが一番大事なことです。
齊藤:U-NEXTでは、毎日の新規配信本数が平均100〜150本程度あるんです。大変な数ですが、全ての作品に対して丁寧に対応しています。
――― 作品数No.1のサービスならではの大変さもあるんですね
齊藤:そうですね。それでも、ユーザーが快適に作品を楽しめることがいちばん大事です。僕たちの業務が表に出ず、ユーザーが気楽に楽しめることが僕たちの仕事の成功ともいえますね。
「エンタメ」とは今や私たちの生活に必要不可欠なもの。
U-NEXTに集まるスペシャリスト達だからこそ届けられる「No.1のエンタメ」がある。
――― U-NEXTならではの強みはどのようなところだと思いますか?
齊藤:U-NEXTは、定額制サービスとして国内サービスNo.1につけています。現在会員数は240万人を突破し、テレビ局やキャリアに紐づいていない独立系のサービスとして非常に大きく成長しています。ユーザーは、ライトなエンタメファンというよりは、映像が好きな方が多く、U-NEXTの豊富な品揃えを楽しんでいただける印象です。 ※2022.1.15当社調べ
中林:電子書籍をひとつのサービスでシームレスに楽しめるのもU-NEXTの大きな特徴のひとつです。たとえば、『鬼滅の刃』のアニメを観て作品を気に入ったら、そのままマンガを買うことができます。しかも、月額会員なら毎月1,200ポイントをもらえるので、追加料金なく1,200円分の電子書籍を購入することもできます。
ちなみにこの1,200円分のポイントで、一般的な定額動画サービスでは配信していない最新作をレンタルすることもできます。見放題作品と、公開・放送直後の最新作と、どちらも観られるのも特徴です。
――― U-NEXTの社員はどのような方が働いていますか?
中林:全体的にU-NEXTは、縦割りの組織が存在せず、プロジェクトごとに有機的にチーム化されて物事が動いていきます。
「こうあるべき」ではなく、「どうしたらよりよくなるだろう」「どのように持続可能になるだろう」という視点で、課題を解決に導いていきます。その際、責任を持って取り組むことができれば社歴や年齢にかかわらずチャレンジさせてもらうことができます。「経験がないから」といった理由でチームに入れないことは全くなく、やる気と責任感さえあれば誰もが同じように活躍できる組織だと思います。
齊藤:部門によって様々な人が働いています。クリエイティブデザイナーやUIデザイナー、エンジニアなどは、当然その分野のスキルに長けていて、スペシャリストがたくさんいらっしゃいます。外国籍の方も多く、日本語以外での会話も日常的です。
一方、コンテンツ調達部門では、それぞれのジャンルに精通している人たちが多いです。作品への愛はもちろん熱いですが、個人の私見ではなく、俯瞰して市場性を判断・交渉しているように感じます。
――― お2人にとってエンタメとは?
齊藤:人生の大事な要素の1つだと思います。
エンタメは楽しさ、刺激、癒しを与え、気分転換をもたらしてくれます。そして人と人を繋ぐツールとしてもとても有効な手段だと思います。エンタメは各々感じるものは違いますが、それぞれ楽しんでいる間は有意義な時間が流れています。
是非、U-NEXTを通じて有意義な時間を過ごしていただきたいです。
中林:私は「隙間を埋めるもの」だと思っています。
移動時間に聞く音楽や、落ち込んだ時に見る気分転換の映画、友達との会話の元ネタになる趣味の雑誌など、何かしらの足りてない部分に上手にハマり、繋げて、あるいは潤滑油のように働いてくれているのだと思います。
それにエンタメはそれらを楽しいとか嬉しいとか、そんな感情で成し遂げてくれるから好きです。
U-NEXTというサービスがこのユーザーの隙間を埋めるのに役立っているとするならば、私はとても嬉しいです。
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