USEN&U-NEXT GROUPの中のヒト。
さまざまなキャリアや働き方・仕事のやりがい、
多様な価値観や想い・ポリシーやこだわり、
社員やその家族を支える制度や
風土・カルチャーなど、
グループで活躍する人にまつわる
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ぜひご覧ください。
USEN-NEXT GROUPでは、”必要とされる次へ。”をコーポレートスローガンに、社員たちが様々な挑戦をしています。
今回は、株式会社USENでプロモーションに関連する仕事をしている社員にインタビュー!「就職活動をしていた時は、やりたいことが明確でありませんでした。」と言う彼女の、”働くこと”に対する価値観に迫りました!
PROFILE
稲葉 尚子(Shoko Inaba)
もう一度就職活動をするなら。
生きるうえで自分が本当に大切なものを優先する。
ーーー まずはじめに、学生時代の過ごし方について教えてください。
大学では社会学部 メディア社会学科に所属しており、「ビッグバンドサークル」という大人数でジャズを演奏するサークルに所属していました。
高校まではバドミントンをしていたので楽器に触れたことはなかったのですが、新入生歓迎会のときに聴いたビッグバンドに感動して音楽を始めたんです!大学の地下に音楽室があり、大学時代は多くの時間をそこで過ごしていました。
ーーー サークル活動中心の学生生活を送ってきた中で、3年生の12月頃から就職活動を始めたと伺いました。当時のことを詳しく教えていただけますか?
大学の友人はみんな「就職活動をすることがあたり前」でした。親の意向も大きくありましたが、当時の自分は「特にこれをやりたい!!」という明確な軸を決められていない状態でした。周りの友達に流される形で「私も就職活動をしないといけないかな……」と思い、始めました(笑)
私は人見知りで面倒くさがりな性格なので、何枚も履歴書やエントリーシートを書いたり、初対面の人といきなり面接をすることやグループディスカッションをすることが苦手でした。
いつも「早く終わらないかな……」とそわそわしながら参加していましたね(笑)
ーーー 当時はやりたいことがはっきりしていなかったということですが、どのような業界を中心に選考を受けていたのでしょうか?
テレビや映画などのメディア・エンターテインメント業界や、お客さまと長く付き合っていけるような業種の企業を中心に探していました。
やりたいことこそ明確ではありませんでしたが、大学でメディア社会学科に所属していたこともあり、テレビや映画が単純に「好き」といった理由でメディアやエンターテインメントに関心をもっていました。
「まずは自分の好きな分野で企業選びをしてみようかな」と、テレビ局や映画関連の会社から探し始めたのを覚えています。ただ、やはりはっきりとした軸は定まっていなかったので、大学で開催された合同説明会などは業界を選ばずに、スケジュールが合うところは手あたり次第に参加していました。
ある不動産会社の説明会で、「新規の営業先を開拓していくというよりも、既存のお客さまと長く付き合っていくことを大事にしている。」という話を聞いて、自分の性格的に「そのような会社が合っているのかな」と思った記憶があります。
ーーー 内定をもらったのが1社だけだったと伺いましたが、それに対する不安や悩みはありましたか?
そうですね。内定を複数の企業からもらっている友人もいたので、「このまま就職活動を終えて大丈夫なのかな、私。」といった気持ちは正直ありました(笑)
ただ、悩んでもしょうがないですし、USEN-NEXT GROUPの面接官や人事の方々の印象が良かったということもあって、最終的には迷いなく当社への入社を決めました!
ーーー 具体的にはどういったシーンでUSEN-NEXT GROUPの社員に好印象を受けたのでしょうか?
ひとつは、面接を担当していただいた方が若く年齢も近かったこともあり、いわゆる「カッチリとした形式的な面接」というよりは「面談」に近いようなフランクな雰囲気の中でコミュニケーションしていただいたことです。
私は人見知りだったので、面接では毎回緊張してしまっていました。事前に用意してきたことをなんとか言い切って終わるということが多かったのですが、USEN-NEXT GROUPの選考ではリラックスして話すことができたんです。
もうひとつは、人事の方がマメにコミュニケーションを取ってくださったことです。会社で私に会うたびに声をかけてくださいました。
リアルな会社の雰囲気は、入社してからじゃないとわからないと思います。ですが、社員の方が頻繁に声をかけてくれたことは他の企業ではなかったこともあり、そのときの人事の方や面接官の方の人柄と雰囲気がとても印象に残っていますね。
ーーー もし就職活動をやり直せるとしたら、改めてどういった点を意識されますか?
自分の人生にとって「一番大切なこと」を優先したうえで、「自分の好きな業界で働く」という点を意識すると思います。
私が就職活動をしていた時は、自分の仕事が「好きな仕事であること」を意識していて、もちろんそれも大事なのですが、自分が生きるうえで「何を一番大切にしたいか」という考え方も重要な指標のひとつだと実際に働いてみて感じるようになったんです。
私は学生時代「やりたいことが見つからずに就職活動に苦戦した」と言いましたが、業務内容以外のところを十分に考えられていなかったと思います。
大前提として「働くために生きる」のではなく「生きるために働く」ので、「働くということが人生における主軸ではない」という考え方に気づければ良かったのかもしれません。
無数の選択肢から、正解がない「正解」を探す。
形のない提案だからこそ無限の可能性を感じる。
無数の選択肢から、正解がない「正解」を探す。
形のない提案だからこそ無限の可能性を感じる。
ーーー ここからは実際の業務についてお伺いしたいのですが、現在はどのようなお仕事をされていますか?
株式会社USEN 法人営業統括部のメディアプランニング部という部署で仕事をしています。
法人営業統括部という部署は全国に店舗をもっているチェーン企業をお客様としており、その中でもメディアプランニング部はチェーン企業が仕掛けている「プロモーション」に関連するお手伝いをさせていただいております。
プロモーションに関するお手伝いといっても幅広く、例えば有線放送(店舗向け商用BGM)を導入されているお客様に対しては、「有線放送のインフラを利用した店内放送として、有名な声優さんやアーティストさんをキャスティングした専用番組を作りませんか?」といった提案などもしています。
それ以外にも、いわゆる広告代理店さんがやっているようなテレビCMの制作や、電車やバスなどの交通広告枠の販売、アニメ・映画などのコンテンツを使ったタイアップの提案など、お客様のプロモーションにつながることであればなんでもご提案しています。
ーーー さまざまなプロモーション手法がある中で、お客様に最適なものを提案するということですね!
はい。USEN-NEXT GROUPには各レーベルと強いつながりをもつ部署もあるため、そのようなアーティストの方のブッキングがしやすいといった利点もあります。
ーーー 店舗放送からコンテンツのタイアップまで、手法ごとに関係者も必要となる知識も異なるように思いますが、その知識の違いに対してどのように柔軟な対応をされていますか?
有線放送に関しては社内の知識がありますが、テレビやアニメ・映画などは独特の業界です。
部内にも業界知識と経験がある先輩社員の方がいますので、上司や先輩に聞きながら一緒に仕事をしています。業界特有のルールや常識のようなものがあり、世の中の「あたりまえ」が通じないことも多いので、そのような形でのプロモーションを提案するときには先輩を頼ったりしますね。
実際の業務では企業に対してそれぞれ担当がつき、お客様の要望に対して解決できそうな知識をもった社員とチームを組みながら具体的な手法を模索していきます。
ーーー 就職活動時にメディアやエンターテインメント業界に関心があったとおっしゃっていましたが、メディアプランニング部への配属経緯と何か関係があったのでしょうか?
異動のきっかけは、もともとの興味・関心とはあまり関係なかったです(笑)私が有線放送の法人営業として担当をしていた企業の方から、プロモーションに関するご要望をいただき、メディアプランニング部の方とお仕事をさせていただく機会があったんです。このような経験があったためか、異動のお声がけをいただきました。
お客様に対して適切なご提案をするうえで、芸能界で旬な著名人の方や、メディアで取り上げられているアーティストの方の知識は必要不可欠です。そういった意味で、以前から消費者としてメディアに関心をもっていたことは今の仕事をするうえで役に立っているかもしれません。
ーーー プライベートの趣味が今の仕事につながっているのですね!メディアプランニング部への異動により業務内容がかなり変わったと思います。心境の変化や苦労したことはありますか?
よく「異動すると転職したみたいだ」という話を聞いていましたが、本当にそんな感じでした(笑)
以前の部署では、提案する商材の約8割が有線放送でした。有形の商材を販売する営業スタイルでしたが、メディアプランニング部に異動してからは形ある商材ではなく、お客さまの要望に合わせて「無数の組み合わせの中から最適な手段を見つけて提案する」という、自由度の高さに衝撃を受けました。
ーーー 専門的な知識が必要とされる業務に異動されたと思いますが、知識習得のためにどのような工夫をされていましたか?
WEB広告であれば固定のプランやメニューがあることも多いですが、実際にやってみないとわからないことが多いのも正直なところです。
「これを覚えれば大丈夫!」といった正解がない世界なので、実際にやりながら覚えていくことも多いです。
そして、お客様からの要望で過去に似たようなケースがあれば、その経験を活かしながら提案をしたり、反対に初めてのケースでも、以前の経験から「何か役に立つことはないか」といった試行錯誤をしながら対応しています。そのようなことを繰り返しながら、知識や手法を得ていきました。
個人的に意識していることは、業務内容がエンターテインメント関係なので、日々バラエティーやネットニュースを見ながら、旬な芸人さんや俳優さんが誰なのかをチェックすることです。
ーーー 知識をあらかじめインプットしておくというより、実際の経験から学ぶことが多かったのですね!チームからのサポートや研修などはあったのでしょうか?
異動した当時は、見学に近い形で、同行することから始めさせてもらったんです。いきなり企画を任せられることはなく、始めのうちは数人のチームに加わり、先輩に教えてもらいながら業務を覚えていきました。ある程度知識と経験がついてきたところで、徐々に自分がフロントとなって企業を任せていただき業務をするようになっていきました。
ーーー 先輩によるサポートも大きかったのですね!入社前と比べたとき、働くことに対する価値観の変化があれば教えてください。
働き始める前に私がもっていた社会人のイメージは「すごく大変そうで、レベルが高い世界」といったものでした。
しかし、ただ社会人になったからといって何か変わるわけではなく、「人生の積み重ねにおける、ひとつのステップ」であると痛感しました。活躍されている先輩方も新入社員だったときがあり、「一つひとつの経験の積み重ねで今がある」ということに気がついたことは、自分の中での大きな変化でした。
就職は「人生のゴール」ではなく、「人生の通過点」です。私自身、仕事は生活の一部分であって全てではないと思っているので、私生活を大事にしながら、その時の自分に合った働き方ができるようにしていきたいですね。
ーーー 就活生時代はやりたいことを明確に見いだせていなかったと伺いました。今はいかがでしょうか。
正直、明確にやりたいことが見つかったわけではありません。しかし、仕事に対する考えが変わったことで、前向きに働き続けることができています。昔は「やりたいことを仕事にしないと!」と焦っていましたが、今は「やりたいやりたくないではなく、柔軟にいろんな仕事に挑戦する」という姿勢でもいいのかなと、考えるようになりました。
やりたいことがはっきりしていないとしても、目の前の仕事をしっかりこなしていくことで評価してくれる人はいますし、USEN-NEXT GROUPにはそのように挑戦できる環境があります。
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